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海蔵寺の厨子附厨子内納入品一、内厨子一、守り本尊
工芸品/有形文化財
指定の種類
市指定文化財
指定年月日
昭和44年12月17日・平成27年7月24日(附指定)
所在地
焼津市東小川
所有者
海蔵寺
解説
海蔵寺厨子
間口49.5cm奥行20.5cm高さ67.5cm
「海蔵寺の厨子」は、徳川頼宣(紀州初代)の守り本尊とともに元和5年(1619)に海蔵寺へ奉納されたと伝えられ、昭和44年12月17日に焼津市指定文化財となった。宮殿造り木製本瓦葺入母屋造り軒唐破風、妻入り、朱塗金蒔絵、金箔押し、扉裏に葵紋がある。厨子とは、仏像や経典を安置する両扉箱形の容器で、外面には漆や箔などを塗り内面には画図などが描かれている。
附厨子内納入品一、内厨子一、守り本尊
間口9.0cm高さ18.0cm
厨子の内部には雲彫刻の台座が据えつけられ、その上に内厨子を置く。内厨子は、外面金梨地、扉上部金蒔絵葵紋、飾金具付観音開き、内面金箔押しに麻の葉模様切金押し、高蒔絵葵紋が付される。守り本尊は高さ3.9cmに測られる地蔵菩薩像で、内厨子内連弁上の硝子容器に納められ安置される。守り本尊は徳川頼宣が出馬の際、常にもとどりの中に入れ尊信したと伝えられる。
内厨子と守り本尊は、「海蔵寺の厨子」と一体となって文化財的価値を示す貴重な資料であり、附指定として保存を図る。
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ページ更新日:2021年1月19日