ここから本文です。
法華寺の「木造聖観音立像」
彫刻/有形文化財
指定の種類
県指定文化財
指定年月日
昭和33年4月15日
所在地
焼津市花沢所有者法華寺
解説
像高168.8cm、肘張、46.3cm、裾張、51.5cm、裾奥行21.5cm
寄木造りで直立の等身大立像。もとは彩色されたものらしく、漆箔がところどころに残っている。天衣が裳の前で二段に平行に並び、それがさらに左右の手に懸り、裾脇でひるがえっているが、後補のようである。天冠、瓔珞など装飾の金具も多いが、後世のものである。ひだの彫りも、その線の流れも極めて優美であり、藤原期の地方作の像と思われる。寺の伝えでは、奥院の東照寺の本尊であるといわれ、法華寺の本尊ではない。
このページの情報発信元
ページID:1372
ページ更新日:2013年2月8日