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自然災害による水質汚濁事故を未然に防ぎましょう

自然災害による水質汚濁事故

近年、全国的に、大雨時の浸水被害により、事業場等からの油流出等による水質汚濁事故が頻発しています。当該事故の発生により、浸水被害に遭った事業場だけでなく、近隣の住宅や農地等に影響を及ぼす事例も報告されています。

事故を起こさないために

参考として、下記に油等の流出防止の取り組みを例示します。「想定外の災害」に備え、できることから対策を検討しましょう。

現状把握

敷地状況・立地状況の把握

ハザードマップによる災害リスクの把握や、浸水した場合の敷地内(工場内)の流水経路や浸水しやすい場所の把握、近隣の住宅地、農地、河川等の状況を把握し、対策を検討する際の基礎情報として活用する。

容器や機械への対策(ハード面)

密栓

転倒などにより開栓した容器等から油等が流出することを防止。

囲う

ブロック塀や柵等を設け、油等を保管している容器等の貯蔵場所とそれ以外を区分することで、容器等から漏えいした油等が貯蔵場所外へ流出することを防止。

覆う

屋外で保管している容器等をビニールシート等で覆うことで、容器の開口部に滞留した油等が雨水等で地面に漏えいすることを防止。

かさ上げ

保管している容器等がある区画は、区画ごとかさ上げを行い、油吸着マットを敷くことにより、油等を保管する容器等が浸水したり、底部が腐食等で劣化したりすることで油等が漏えいすることを防止。

容器等の移動

平常時は、容器は転倒がないようにしっかりと固定しつつも、浸水等の際には容器を高いところ等に移動できるような状態で保管。

容器や機械そのものへの対策(ソフト面)

表示

油等の管理をしやすくするため、未使用品、開栓したもの、廃油等を区別し、「使用中」「油の種類等」を表示。

保管容器や機械の日常点検

油等の容器等からの流出を防ぐため、日頃から保管容器等の腐食劣化や傷・凹み等を点検。

敷地全般の対策(ハード面)

対策品を準備

工場内への浸水防止品(土嚢など)や浸水した場合の流出対策品(油吸着マット、オイルフェンス等)、油流出を最小限に抑えるための小分けの容器等を常備。

処理施設を整備

法令(水質汚濁防止法や消防法等)に則り、工場内から排出される油等の適正な処理を行うために処理施設を整備。

防油壁を設置

機械設備や敷地を囲むための防油壁の設置や建設。

敷地全般の対策(ソフト面)

清掃

工場周辺の側溝等の排水を良好に保つことで、大雨による屋内浸水を防止。

作成した記録用紙を元に点検

浸水等の際に速やかに対応できるよう、日頃から機械設備や保管している油の種類、内容量、オイルフェンス等購入品の常備数や交換日等を管理。

情報収集と社内の体制づくり

早期に対策に着手できるよう、大雨等に関する情報(天気予報、雨雲レーダー等)の収集方法の把握とその共有体制を整備する。状況変化に応じて管理者や従業員がとるべき対応を確認する。

このページの情報発信元

焼津市 市民環境部 環境課  

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電話番号:054-626-2153

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ページ更新日:2023年6月1日

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