ここから本文です。
光化学オキシダントについて
光化学オキシダント監視強化月間
静岡県では、5月1日から9月30日までを「光化学オキシダント監視強化月間」と定め、皆さんの健康被害防止に努めています。
概要
光化学オキシダント(光化学スモッグの原因物質)は、工場や自動車から排出されたガスに含まれる窒素酸化物と炭化水素が太陽光(紫外線)により光化学反応を起こすことで発生します。
その性質上、日差しが強い、気温が高い、風が弱いことが、光化学オキシダントが発生しやすい気象条件となります。
主成分はオゾンで、その他パーオキシアシルナイトレート・二酸化窒素・ホルムアルデヒド・アクロレイン等を含みます。
監視状況と広報
静岡県では、光化学オキシダント濃度の常時監視を行っており、濃度が一定以上に達した場合には、注意報・警報または重大緊急警報が発令されます。
注意報等が発令された場合には、同報無線などにより広報を行います。
静岡県内の大気汚染状況、オキシダント予測、注意報等の発令状況は、静岡県大気汚染常時監視システム(外部サイトへリンク)で確認できます。
また、全国の大気汚染状況は、大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)(外部サイトへリンク)で情報提供されています。
人体への影響
『目がチカチカする』『のどが痛くなる』『皮膚に赤みを生じる』『のどに違和感を覚える』など、粘膜・皮膚・呼吸器への影響があります。
特に幼児・高齢者・呼吸器系疾患を有する方の場合には、呼吸器症状が重篤化することがあります。
光化学オキシダント注意報が出たら
光化学オキシダントは気体であることから、マスクで防ぐことができません。注意報が発令された場合は、次のことを実行してください。
- 屋外での活動を控える
- 窓を閉める/開けない
また、物理的な除去により症状は緩和・消失しますので、異常を感じた場合には、洗眼・うがい・洗浄を行うのが効果的です。
数十分経っても症状が緩和しない場合には、医師の診察をおすすめします。
呼吸困難など症状が重篤である場合には、速やかに医師の診察を受けてください。
受診の際には高濃度の光化学オキシダントへの暴露があったことを医師に伝えることも重要です。
被害報告
光化学オキシダントによる被害件数を集計しています。被害を受けた場合には、環境課までご連絡ください。
このページの情報発信元
ページID:12189
ページ更新日:2024年2月13日