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地域包括ケアシステム
「地域包括ケアシステム」の推進のため、次のことに取り組んでいます。
地域包括ケアシステムとは
地域包括ケアシステムとは、高齢者が介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、医療・介護・予防・生活支援・住まいが一体的に提供されるシステムです。
多数存在する医療や介護の事業者間の連携、在宅や地域における介護サービス等の充実のほかに自助・互助・公助・共助の考えをもとにした仕組みづくりが重要です。
- 自助:自分で市場サービスを購入・利用したり、介護予防等に取り組み健康寿命を延ばすこと
- 互助:家族や地域、近隣の仲間がお互いに助け合うこと(家族・近所付き合い、ボランティア等)
- 共助:制度化された相互扶助のサービスのこと(医療保険、介護保険等)
- 公助:上記の3つではできない公的なサービスのこと(生活保護、人権擁護、虐待対策等)
地域包括ケアシステムの構成要素
地域包括ケアシステムは、大きく分けて次の5つの要素で構成され、植木鉢に例えられています。
- 医療・看護
- 介護・リハビリテーション
- 保健・福祉
- 介護予防・生活支援
- 住まいと住まい方
(出典)平成28年3月地域包括ケア研究会報告「地域包括ケアシステムと地域マネジメント」
「医療・看護」「介護・リハビリテーション」「保健・福祉」などの専門職が行うサービスは、植木鉢の中で育つ植物の葉に例えられます。今後の介護サービスへの需要増に備えるには、木の葉を大きく広げなければならないとの意味があります。
しかし、介護サービスを充実させても、生活の基盤である住まいが確保されなければ、安定した日々の暮らしは送れません。そこで「住まいと住まい方」は、鉢として表されています。
また、地域の高齢者が取り組む介護予防や、地域内の介護保険外のサービス、近隣住民の支えによる生活支援が充実していることが必要です。そのため「介護予防・生活支援」は、土に例えられています。
そして、これらのサービスを受ける大前提として、高齢者本人の選択や、本人と家族の心構えが何より大切です。そのことを表すため、「本人の選択と本人・家族の心構え」は、植木鉢を包む皿に例えられています。
植木鉢の葉の大きさなど、人それぞれで形は異なりますが、地域に住む皆さまのつながりが地域包括ケアシステムの実現につながっていきます。
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ページ更新日:2025年4月2日