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障害のある人の親亡き後の備えについて
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親亡き後問題とは
障害のある人の生活を支援している保護者が亡くなったり、高齢などの理由で支援が続けられなくなったとき、「障害のある人の生活が成り立たなくなるのでは・・・」という将来の不安に関する問題です。
親亡き後の備えについて
親亡き後の備えとして、障害のあるご本人が住み慣れた地域や自宅で生活していくために、「今何をしておけば良いのか」「知っておいた方が良いことは何か」「誰に相談すれば良いのか」など、保護者が元気なうちに考えておくことが必要です。
医療・健康
医療と健康は、これから生活していく上で切り離すことのできない大切な問題です。日頃から医療機関とのつながりを持ち、ご家族以外にご本人の身体のことを知っている人をつくっておくことが必要です。
かかりつけ医はいますか?(内科・歯科・眼科・皮膚科など)
ご本人の健康状態をよく知る「かかりつけ医」の存在は大切です。ご本人の健康状態を相談できる関係を作っておきましょう。障害福祉サービス利用の際にも、かかりつけ医がいると手続きがスムーズです。
通院するための支援は必要ですか?
病院までの移動、受付手続き、病院内での介助・付き添い、病状の説明、医師の指示理解、会計など自分でできることは何か、支援が必要なことは何か考えてみましょう。支援が必要なことについて、誰からどんな支援が受けられるか考えておくことが必要です。
健康管理はできていますか?
ご本人の健康状態や病歴、受診歴などをまとめた記録を残すことが大切です。お薬手帳の管理も大切です。
日常生活
日常生活を送るために、自分でできることやどのような支援が必要となるのか確認しておきましょう。
買い物・料理・掃除・洗濯・住居の管理などの身の回りのことは自分でできますか?
日頃から身の回りのことを自分で行う機会を作り、できることを増やしておくこと、支援を受けながら在宅生活が続けられる環境を作っておくことが必要です。
日中はどのように過ごしていますか?
日中は決まった場所で仕事をしたり、創作活動やレクリエーション活動などを行う場に通うことで、生活リズムを整えたり、社会との交流を持つ機会を作ることができます。日頃の様子を知っている方がいることで、相談しやすい環境を作ることができます。
金銭管理
生活していく上で「お金」の問題はとても大切です。収入を得る方法があるのか、しっかり管理できるのか把握しましょう。
お金の管理はどのようにしていますか?
どのように金銭管理をしているのか、自分で管理できる金額はどのくらいなのかを把握した上で、親亡き後に誰がどのように管理(支援)していくのか話し合っておきましょう。
どのような収入がありますか?
「障害年金」を受給するほかに、一般企業等で働いて給料をもらったり、仕事の訓練をする場所で働いて工賃をもらうことができます。また、あらかじめ親が掛金を払い、その親が死亡または重度障害となったときに、障害者本人へ終身年金が支給される「心身障害者扶養共済年金」があります。
住まい
どこで、誰と、どのように暮らすことが幸せか考えておくことが必要です。
親亡き後にご本人がどこで生活したいか聞いていますか?
どんな生活を送るかを決めるのはご本人です。ご本人の意向を大切にし、ご本人の考えを聞いて一緒に考えていくことが大切です。
民生委員やご近所の方とのお付き合いはありますか?
親亡き後に自宅での一人暮らしを考える場合には、特にご近所の方々の理解や協力が欠かせません。日頃から、ご本人のことを知ってもらう機会を作っておきましょう。
親亡き後の備えに関する相談先
日中サービス事業所(生活介護・就労移行支援・就労継続支援・自立訓練)を利用している方
まずは、ご本人が利用している日中サービス事業所の職員、または、担当の相談支援事業所に相談してください。
日中サービス事業所を利用されていない方
相談先 | 連絡先 |
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焼津市障害福祉課 | 電話番号:054-631-5532 |
障害者基幹相談支援センター | 電話番号:054-631-5532 |
生活支援センターわおん | 電話番号:054-624-3077 |
相談支援事業所 暁 | 電話番号:054-620-9202 |
計画相談支援 イロハ | 電話番号:054-631-7707 |
関連リンク
静岡県では、障害のある人の意思決定に配慮しつつ、支援を必要とする人が生涯にわたり、地域で安心・安全な生活を送ることができるように、福祉・医療・保健・教育・労働等が連携し、継続した支援を受けられるよう「しずおかサポートファイル」を作成しています。活用をご検討ください。
このページの情報発信元
ページID:19262
ページ更新日:2024年11月16日