ここから本文です。
野鳥や野生動物への餌付け防止のお願い
野鳥や野生動物(以下、野生鳥獣と表記します。)は自然の世界で自然の食べ物を食べて生きています。人による野生鳥獣への餌付けは、野生鳥獣の健全な育成や生活に悪影響を及ぼします。
エサをあげてはいけないのはなぜ?
「かわいそうだから」「かわいいから」などと安易な気持ちでエサを与えると、結果として野生鳥獣と人、双方にとって不幸な結果となります。餌付けによってどのようなことが起こるか紹介します。
エサをあげると
- 自力でエサをとることができなくなり、自力で生きられなくなります。
- 人をこわがらなくなり、時としてエサをもらおうと人に襲い掛かってくることがあります。餌付けした人と被害を受けた人との間でトラブルの原因となる例が数多くあります。
- 餌付けにより栄養状態がよくなると、本来の繁殖回数を超え、一年に何度も繁殖するようになり個体数が増えすぎてしまいます。
ほかにもこんな問題が
- 糞や鳴き声などにより生活環境に被害をもたらし、近隣住民など困る人が現れます。
- 鳥がひとつの場所に集まり、鳥インフルエンザなどの感染症の発生、拡大につながってしまいます。
- 餌付けに依存した野生鳥獣は、エサを自分で見つけてくる能力が衰え、人からエサをもらえなくなったときに飢えて苦しみます。
- 被害を多く受けている場所では、やむを得ず駆除せざるを得なくなり、野生鳥獣にとっては大変不幸な結果となります。
野生鳥獣のためにも
- エサをあげずに見守ってあげましょう。
- 自然のままの状態でいることが、健全な姿です。
関連リンク
このページの情報発信元
ページID:8290
ページ更新日:2023年5月17日