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地震対策について
東日本大震災、能登半島地震からわかるように、地震は水道、電気、ガスなどのライフラインに大きな被害を起こし、市民の皆さんの生活に大きな影響を与えます。
水道事業では、地震に強い施設づくりをするとともに、焼津市水道事業災害応急計画を策定し、防災体制の整備を行っています。
水道施設の耐震化
中新田配水場の施設更新が完了
災害時における飲料水の確保を図るため、配水池の耐震化や施設更新を計画的に進めてきました。中新田配水場の施設更新の完了により、全ての配水場において配水池の耐震化並びに施設更新が終了し、地震に強い施設となりました。
また、地震による水道施設の被害を最小限にとどめるため、耐震性の高い水道管への布設替えを行い、水道施設の耐震強化に努めています。
完成した中新田配水場配水ポンプ設備
ダクタイル鋳鉄管
防災体制の整備
水道事業では、地震発災時に水道施設の復旧を迅速に行うため、『焼津市水道事業災害応急計画』を策定し、それに沿って職員が対応することとしています。
また、毎年水道事業独自の防災訓練を行い、職員の意識向上を図っています。
応急給水訓練
施設復旧訓練
応急給水について
水道事業では、地震が起きても耐えられるように施設の整備を進めていますが、万一、水道施設に被害があり、水道水の供給ができなくなった場合は、応急給水基地から救護病院・指定避難所などの重要給水施設で応急給水を行います。
応急給水基地
施設名称 | 所在地 |
---|---|
祢宜島配水場 | 焼津市祢宜島20-1 |
中新田配水場 | 焼津市中新田1374-1 |
上泉配水場 | 焼津市上泉791 |
重要給水施設
応急給水を行う場所については、次の重要給水施設一覧をご参考にして下さい。
災害時には、市ホームページや広報等の情報で、応急給水場所を再度ご確認をするようにお願いします。
ご家庭での飲料水の確保「1人1日3リットルを7日分」
災害時の飲料水の確保は、まずご家庭から
人が生きていくためには、1日約3リットルの飲料水が必要とされています。
万一に備え、1人1日3リットル、 7日分 を目安に普段から飲料水の備蓄をお願いします。
また、応急給水時には「ポリタンク」がとても役に立ちます。飲料水の備蓄とあわせてご家庭でのポリタンクのご準備もお願いします。
地震が起こったときには
市では、上記のとおり施設の耐震化をしていますが、大きな地震が起こった場合、一時的に断水することや水が濁ることが考えられます。
配水場の配水池(市内に水を送るために一時的に水をためておく施設)には、「緊急遮断弁」という装置がついており、大きな地震を感知すると自動で作動して配水を止めます。これは、地震により配水管が壊れてしまった場合に、そこから水が漏れて配水池が空になってしまうのを防ぐための装置です。配水管が無事であることが確認され次第、配水を再開しますが、これにより一時的な断水が発生します。
一時的な断水が発生した場合や、瞬間的な停電が発生した場合、水道水が濁ることも考えられます。断水などで水道管の中の水の流れが変わると、水道管の内側についていた錆(鉄)がはがれて水道水に混ざり、水道水が濁る(赤水)ことがあります。万が一、鉄による赤水を飲んでしまったとしても、鉄は人体への吸収率が低くほとんどが排出されるので問題ないとされていますが、飲用は避けてください。また、布に着色しますので洗濯も控えてください。
一時的に濁った水は、蛇口を開けたままにしてしばらく水を流しておくと解消します。濁りが発生した場合は、屋外の水栓や、給湯器など水を貯める装置に影響のない蛇口などでしばらく水を流して、きれいな水がでるようになりましたら、水道の使用を再開してください。
なお、地震により配水場や大きな配水管に被害が出た場合、市内の各家庭が一斉に水を使うと、水道水がなくなってしまうことが考えられます。その場合は、水の使用を控えるよう案内させていただくことがありますので、市のホームページなどで最新の情報を確認するようお願いします。
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ページID:18131
ページ更新日:2025年3月3日