ここから本文です。
山の神祭
無形民俗文化財/民俗文化財
ガレバ(磐座)に向かうジャタイ
指定の種類
市指定文化財
指定年月日
1966年(昭和41年)9月21日
所在地
焼津市関方地区
開催地
焼津市関方地区
開催日
毎年2月8日
解説
焼津市関方地区で毎年2月8日に行われる神事。
8日の早朝から「ヤド」と呼ばれる当番の家に男子が集まり、藁製の大きなジャタイ(龍)、幟、注連縄、オンベ(御幣)、御弓2張、御矢6本などを作り、行列を整えて山の神を祀るガレバと呼ばれる岩場(磐座)へ出発する。途中、「山の神のカンジ(勧進)、何でも一升、十六文」「参ろう、参ろう、オンベ持って参ろう、参ろう」と、大声で唱えながら山道を登っていく。ガレバは高草山の標高200メートルほどのところにあり、そこにジャタイを安置し、餅、赤飯などを供えて拝礼する。そして、御弓から御矢を射るように下に向かって投げる。
このあと、ガレバから下った場所で直会が行われる。おからの煮つけや煮豆などをハランで包んで配り、竹筒に酒を入れて温め、神様と一緒に食事をする。
関方の山の神祭は、同種の祭りの中でももっとも古い形態を残していると考えられている。関方地区では伝わっていないが、一説には山の神を田に迎えてその年の豊年万作を祈る神事ともいわれている。
ガレバに安置されたジャタイ
山之神大権現の幟
このページの情報発信元
ページID:1422
ページ更新日:2022年6月5日