焼津市ホームページ健康・福祉健康 ≫ 熱中症に注意しましょう

ここから本文です。

熱中症に注意しましょう

ページガイド

このページからは下記の情報にアクセスすることができます。

 熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、少しずつ体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては命に係わることもありますが、熱中症について正しい知識を身につけるとともに体調の変化に気をつけることで、熱中症による健康被害を防ぐことができます。

 熱中症の症状

熱中症の代表的な症状は次のとおりです。数字が大きくなるほど症状が重くなります。

1度(応急処置で対処できる軽傷)

めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗

筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)

2度(病院への搬送を必要とする中等症)

頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下

3度(入院して集中治療の必要性のある重症)

意識障害(呼びかけへの反応がおかしい等)、けいれん、運動障害

 

 熱中症の危険性が高い方

暑さの感じ方は人それぞれですが、熱中症の危険性が高い方はいます。

周囲に当てはまる方がいる場合には、ぜひ見守りや声掛けをお願いいたします。

子ども

子どもは、大人に比べて基礎代謝がよく体温が高い傾向にあり、体温の調節機能が未発達のため熱中症になりやすいといわれています。

また、自分で体の不調を伝えられない子もいるので、周囲の見守りが必要です。

高齢の方

熱中症で救急搬送される方の半数以上は、65歳以上です。

高齢の方は暑さやのどの渇きを感じにくいことから、気づいたときには熱中症が重症化してしまっているということがあります。

温度計で室温を確認する、水分補給の時間と量を決めておくなど、感覚だけに頼らない熱中症対策が必要です。

知的・発達障害のある方

服装にこだわりがあり気温が高くても厚着をしてしまう、暑さやのどの渇きを感じにくい、不調を自分から伝えられない等、人によって様々な熱中症の危険性を高めてしまう理由を持っていることがあります。

周囲の方の見守りや声掛けが必要です。

暑さに慣れていない方

普段汗をかく習慣のない方は、汗による体温調節機能が低下していることがあります。

気温が高いのに汗が出ない等の場合には特に注意が必要で、外出の際は冷却グッズを用意したり、日陰や室内などの涼しい場所でこまめに休憩する等の対策が必要です。

 熱中症を防ぐには

熱中症を防ぐためには、場所に応じた対策を取ることが重要です。

暑さを避ける

室内では

  • 温度計で室温を確認する(28度を超えたら要注意です)
  • 扇風機やエアコンで気温を調節する
  • 遮光カーテンやすだれ、グリーンカーテンを利用して直射日光を遮る
  • 打ち水をして家の周辺の地面の温度を下げる(時間帯は、朝や夕方がおすすめです)

外出するときは

  • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を選ぶ(色の薄いものの方が日光を吸収しにくいです)
  • 水と塩飴、経口補水液、スポーツドリンクなど、手軽に水分と塩分を補給できるものを持っていく
  • 保冷剤や氷、濡らしたタオルなど、体を冷やせるものを持っていく
  • 日傘や帽子を着用して直射日光を避ける
  • 日陰の多い経路を選ぶ、こまめに休憩をとる
  • 気温が高くなる時間の外出を避ける

こまめに水分を補給する

室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、1日1.2リットルを目安に水分を補給しましょう。

体が一度に吸収できる水分の量には限りがあります。

一度にたくさんの水を飲むより、200ミリリットル(コップ一杯程度)の水を6回に分けて飲むなど、こまめに摂取する方が、水分補給として効果的です。

また、たくさん汗をかいたときには塩分も合わせて補給しましょう。

ただし、持病等のある方は、水分や塩分の摂取量についてかかりつけ医に相談し、その指示を守ってください。

 熱中症かな?と思ったら

まずは、涼しい場所へ避難しましょう

エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難しましょう。

足に力が入りにくい、ふらつきがある場合には転倒の恐れがあるので、周囲の人に助けを求めてください。

次に水分補給をし、体を冷やします

水分を補給するとともに、汗をたくさんかいたときは合わせて塩分を補給しましょう。

衣服をゆるめ、首の周りや脇の下、足の付け根など太い血管が通っているところに保冷剤や氷のう、濡れたタオル等をあて、体を冷やします。

上記の応急処置をしても体調が悪化していく場合は、病院での治療が必要な可能性があります。

自力で病院に向かうことが困難な場合は救急車を要請してください。

自力で水が飲めない、意識がない人を見かけたときは

ためらわず救急車を要請してください。

 熱中症防止のための取組

熱中症防止のための取組を紹介します。

熱中症(特別)警戒アラート

人に健康被害が生じる恐れのある暑さが予想される際に環境省から発表されるものです。

個人向けの配信サービスもあり、登録をすることで熱中症に特に気を付ける必要がある日を知ることができます。

暑さ指数(WBGT値)とは

気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数。

運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。

指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)設置事業

高齢者世帯エアコン設置支援事業

障害者世帯エアコン設置支援事業

小中学校体育館空調設備設置事業

小中学校熱中症対策事業

小学生登下校時熱中症対策事業

熱中症予防体操普及事業