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障害者のための防災Q&A

「障害者のための防災Q&A」を作成しました

障害者やその家族、支援機関で構成される協議会「焼津市自立支援ネットワーク」では、災害時のわからないことや困ることを考え、障害特性に応じた準備や工夫などをまとめ「障害者のための防災Q&A」を作成しました。
障害者やその家族の人の参考になる内容です。

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掲載内容

備蓄について

特別かつ必要な備蓄品は自宅の場合運びやすい玄関に準備したり、知人宅や車などに分割して保管するなど工夫しましょう。

1.障害の特性などにあわせて通常の備蓄とは別に用意しておくものがありますか?

医療的ケアが必要な人

ケアに必要な医療用品、予備の酸素ボンベ、呼吸器用のバッテリー等医療的ケアに必要なものを用意しましょう。

身体障害がある人

装具の予備を用意しましょう。

嚥下障害のある人

食事形態に配慮が必要なため本人にあわせた食品(缶入りのおかゆ、エバースマイル、介護用非常食等)の備蓄をしておきましょう。

食事のこだわりがある人

非常食にこだわらず、本人の食べやすい保存のきくお菓子等を用意しましょう。

アレルギーがある人

アレルギー対応の食料を用意しましょう。

視覚的情報が必要な人

ホワイトボードや筆記用具、絵カードなど個々にあわせたツールを用意しましょう。

音に敏感な人

小さなテントや耳栓、イヤーマフを用意しましょう。

環境の変化に弱い人

携帯用DVDプレーヤー、本人が好きな物等本人が落ち着けるアイテムを用意しておきましょう。

清拭が必要な人

ウエットシート、除菌シート等を用意しておきましょう。

薬について

服薬がある人は、非常時に備えて確認しておきましょう。

1.薬はどのように準備すれば良いですか?

医師に「備蓄用にください」と直接頼んで処方してもらう、余分に残るように受診日を早めに設定している等、方法はさまざまです。1週間分の薬を用意しておきましょう。

2.薬の置き場所はどうすれば良いですか?

防災用品と一緒に入れたり、持ち出しやすいところに置くのがよいでしょう。薬の性質上、湿気を避けて缶に保管する等の工夫が必要な場合もあるかもしれません。確認しておきましょう。備蓄用を特別に用意するのではなく、週単位にセットしてある薬を備蓄として活用する方法もあります。また、学校に通っている場合には、学校にも備蓄を置いておきましょう。

3.薬がなくなった場合はどうすれば良いですか?

薬を持ち出せなかった場合や薬を飲み切ってしまったときに備え、かかりつけ医以外でも処方してもらえるよう、お薬手帳のコピーを用意しておきましょう。薬を処方してもらう時にお薬手帳に貼るシールを余分にもらっておくのもよいでしょう。

4.自分でうまく伝えられない場合はどうしたら良いですか?

サポートファイルやヘルプカードを活用する方法があります。サポートファイルにお薬手帳のコピーを貼っておくことで、本人の障害や対応の仕方、服薬状況等さまざまな情報を伝えることができます

情報について

災害時、正確な情報を入手することは大切です。どのような収集方法があるか確認しておきましょう。

1.災害や避難情報などは、どのように情報収集できますか?

  • 焼津市のLINEアカウントややいづ防災メール、県防災アプリなどを利用しましょう。
  • 自宅が安全な場所であるかを、ハザードマップ(地震、津波、洪水、土砂災害の被害想定)で確認しておきましょう。
  • テレビ、ラジオ、防災メール、インターネットで情報収集しましょう。
  • 聴覚障害のある人は、手話通訳のあるテレビからも情報収集ができます。
  • 焼津市身体障害者協会では、各支部に分け、災害時の連絡を密にするようにしています。
  • 訪問看護事業所では、電話・メールなどがつながらない場合に備えて、利用者名簿を作成し、紙面による管理をしています。
  • 育成会(家族会)では、「171」で安否確認の呼びかけをしています。本人・家族と安否確認の連絡がとれるようメールアドレスの登録を行っています。また、LINEやメールでダイレクトに連絡できるようにしています。

非常用バッテリーについて

医療機器等の利用で、非常用バッテリーなどが常時必要な人はどのような準備が必要か確認しましょう。

1.医療機器や電動車いすの非常用バッテリーのために準備できることはありますか?

  • 在宅で生命に関わる医療機器(人工呼吸器等)を使用している場合は、発電機の準備があるとよいでしょう。
  • 電動車いすのバッテリーは常に容量に注意し、バッテリー切れにならないようにしましょう。
  • 太陽光発電の蓄電をしましょう。
  • 発電機の種類にもよりますが、電池式やボンベ式のものは何日もつか確認しておきましょう。
  • 日頃から常にバッテリー(吸引器用)の充電をしましょう。
  • 災害の程度によりますが、病院が稼働していれば受け入れ可能なこともあるので、医師と相談しておきましょう。
  • スマホ用バッテリーを持つようにしましょう。
  • 医療機器メーカーに相談すると予備分をレンタルできることもあるので、確認しましょう。

2.具体的に準備するものはありますか?

例として、以下のようなものが考えられますので、障害に応じて準備すると良いでしょう。

  • Honda発電機(カセットボンベ)。2本で吸入器2時間使用できます。
  • Honda発電機(プロパンガス)。プロパン1本で呼吸器3日間利用できます。
  • 電気がいらない足踏み式吸引器。
  • モバイルバッテリー(車での充電、乾電池での充電)。
  • 車中泊用バッテリー。扇風機などへの使用で3時間程利用できます。
  • ベッド上げ下ろし用充電式バッテリー。

トイレについて

災害時、水が止まるなど、いつも通りに使用できなくなる可能性があります。災害時のトイレについて確認しましょう。

1.災害時のトイレについて備えておくことはありますか?

  • 自宅用持ち出し袋に、携帯トイレを用意しましょう。トイレ用テントを用意しておくと安心です。
  • 自宅や非常用持ち出し袋に、おむつ・おしりふき・ペットシートなどを多めに備蓄しましょう。
  • 導尿に必要なもの(採尿パック、導尿カテーテル)を用意しましょう。

避難所について

避難方法や避難生活について確認しましょう。

1.障害の特性により、避難所に行けないことも想定されます。避難所以外の避難方法を検討しましょう。

  • 体調悪化や気持ちが不安定になるなど考えられるため、自宅避難や親類宅・知人宅への避難を考えておきましょう。
  • 自宅避難の場合、水没しない限り、自宅(上階)で過ごせるよう準備しておきましょう。
  • 敷地内テントや車中避難を考えておきましょう。その場合、アウトドア用品を活用し車中泊の準備をしましょう。

2.避難所生活において支援の必要な人はどのようなことを準備しておくとよいでしょうか?

  • ヘルプマーク、ヘルプカードを身につけておきましょう。
  • いざとなったときに、地域の人に手助けしてもらう必要があるので、地域の活動等にできる限り参加して、地域の人と良好な関係を築いておきましょう。

このページの情報発信元

焼津市 健康福祉部 障害福祉課  

所在地:〒425-8502 静岡県焼津市本町2丁目16番32号(市役所本庁舎2階)

電話番号:054-631-5532

ファクス番号:054-626-2189

ページID:12564

ページ更新日:2024年1月10日

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