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大井川港は開港60周年を迎えました
私たちの暮らしを支える物流拠点として地域経済の発展に大きく貢献してきた大井川港は、今年で開港60年を迎えました。
大井川港の60年の歩みと今、そしてこれからをご紹介します。
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大井川港の今
物流の玄関口としての大井川港
大井川港は、焼津市の最南端に位置し、一級河川「大井川」の左岸側の海岸を掘り込んで建設された、県内唯一の市営港湾です。
大井川港で取り扱われる貨物
物流港として大井川港を利用する船舶は主に、ばら積み貨物船やタンカー船です。一般的なばら積み貨物船は、10トントラック160台分もの貨物を一度に運ぶことができます。
主な品目は、石油類、LPG(液化石油ガス)、セメント、化学薬品、その他原材料などで、県中部地域の物流拠点として、地域経済の発展に貢献しています。
主な取扱品目
順位 | 品目 | 全体に占める割合 | 取り扱い量 |
---|---|---|---|
1位 | 石油類 | 約54% | 約864千トン |
2位 | LPG | 約15% | 約232千トン |
3位 | セメント | 約11% | 約179千トン |
4位 | 化学薬品 | 約8% | 約127千トン |
漁業の拠点としての大井川港
大井川港は、物流としての顔だけでなく、漁業の拠点としての顔も持っています。特に、桜エビやシラスの水揚げが有名で、桜エビは全国で唯一駿河湾だけで漁獲され、大井川港と由比漁港だけで水揚げされています。
にぎわい拠点としての大井川港
大井川港は、「大井川港朝市」や「踊夏祭」などのさまざまなイベントや大井川港漁業協同組合直営食堂「さくら」など、にぎわい拠点としても地域住民から親しまれています。
大井川港の統計データ
大井川港60年の主な歩み
1962年(昭和37年)7月
港湾法の港湾区域認可を受ける
1964年(昭和39年)3月
大井川の砂利を国土建設のため都市部に移送する港として開港
1977年(昭和52年)4月
初めて外航船が入港
1999年(平成11年)3月
現在の港湾会館が完成
2008年(平成20年)11月
市町合併により町営港から市営港に
2024年(令和6年)7月
開港60周年を記念し、大型練習帆船「日本丸」が初寄港
そして、これから ~大井川港の可能性~
大井川港は、東名高速道路・大井川焼津藤枝スマートインターチェンジや国道150号、富士山静岡空港などの主要な交通網に恵まれ、工業地帯や市街地などにも近接しているなど、海・陸・空をつなぐ重要な物流拠点となっています。
船舶輸送は、一度に大量の荷物を運ぶことができ、環境負荷も小さいことから、近年大変注目されており、今後、大井川港が果たす役割はますます大きくなっていくことが予想されます。
これからも地域に愛され、地域に役立つ大井川港として発展していきます。
このページの情報発信元
ページID:19100
ページ更新日:2024年10月1日