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浜田橋付近の和田の学校地蔵尊
栃山川の河口から上流へ向かって2番目の橋、浜田橋付近を和田小学校の方へ歩いていき、住宅街にちょっとした庵(観音堂)があります。
その横を覗いてみるとお地蔵さまがいらっしゃいます。
和田小学校の生徒なら、だれもが知っている、学校の七不思議の1つにもなっている、和田の学校地蔵尊です。
所在地
焼津市田尻(浜田橋付近)
解説
和田小学校の七不思議?!
市内田尻地区には、学校地蔵と呼ばれるお地蔵さんがあり、次のような昔ばなしが伝わります。
大正時代の終わり頃、和田小学校の宿直の先生が寝ていると、真夜中重たいものに体中が押さえつけられ、身動きができず、声も出せなくなり、汗びっしょりになって目を覚ましました。こんな不思議なことが何度も起こったため、村中で評判になり、村長さんの耳にも入りました。
村長は「実は学校のある場所に昔お寺がありました。私の祖先が遠くからお地蔵さんを背負って、このお寺にお祀りしたと伝えられています。廃寺にする際にお地蔵さんも埋めてしまったと聞いています。もしかしたら、お地蔵さんが供養してくれと言っているのかもしれません。」と話しをしてくれました。
早速、土の中に埋もれたお地蔵さんを探すことになりました。すると土の中から高さ1メートル30センチ幅、75センチもある立派なお地蔵さんが土の中から現れました。みんなが大変喜んだそうです。
このお地蔵さんは、その後浜田の観音堂の横に祀られ、学校地蔵尊として地域の人の厚い信仰を集めています。
現在も、2月11日に地域の人による学校地蔵のお祭りが行われています。
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ページ更新日:2023年1月26日