原田家住宅主屋・文庫蔵・表門

建造物/有形文化財

原田家住宅全景

登録の種類

国登録有形文化財

登録基準一国土の歴史的景観に寄与しているもの

平成30年3月27日

焼津市浜当目

山裾に所在する敷地中央に南面して建つ。寄棟造桟瓦葺で南・西面に下屋を廻らせる。東端の土間では太い大黒柱を中心に重厚な梁組をみせる。床上部は食違六間取で前列を表向きとし、西端の主室は10畳と広めで床を設ける。近世民家形式を継承する上質な住宅。

原田家住宅主屋

主屋背面に東西棟で建ち、桁行7メートル梁間4.6メートル、土蔵造2階建、切妻造桟瓦葺。南面の中央に戸口を開き、桁行全長に持送り付の庇を設ける。外壁漆喰塗で鉢巻を廻らし、南面の腰を海鼠壁とし、両妻面上部に水切を付す。丁寧なつくりの文庫蔵。

原田家住宅文庫蔵

主屋玄関の南西面に構え、東西両側に棟の高い事務所などが接続する。間口4.7メートル、両下造桟瓦葺。中央間を門口として板扉両開とし東脇間に潜戸を開く。梁を5筋架けて軒桁を受け、壁は漆喰塗で腰を目板付竪板張とする。旧家の表構えに風格を添える。

原田家住宅表門

2022年4月より、カフェがオープンし、見学が可能となる予定です。

詳しくは、一般社団法人静岡文化財保存活用機構までお問い合わせください。

また、カフェに関するお問い合わせは、関連リンクをご参照ください。

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ページ更新日：2022年3月16日

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