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更新日:2023年4月1日
新年度のスタートにあたり、私の令和5年度の市政運営に対する基本的な考えを3点申し述べます。
1点目は、「水産文化都市 焼津」の実現に向けて、躍進するまちづくりについてであります。あらゆる事が激変する世の中、本年を「ウィズコロナ元年」として位置づけ、新しい時代の中を前進し、コロナ禍により打撃を受けた産業や地域の人々のつながりを原点に戻すため、総合計画の将来都市像である「やさしさ 愛しさ いいもの いっぱい 世界へ拡げる 水産文化都市 焼津」の実現に向け、躍進するまちづくりに取り組んでまいります。
2点目は、市政運営の目標を表す今年の漢字についてであります。コロナ禍であらゆることが「進化」する世の中、デジタル化を更に「推進」するとともに、小さな対話の積み重ね、感染症を乗り越え「前進」し、共に支え合い、人と人とのぬくもりが感じられる、あたたかなまちづくりを進め、更に「躍進」していくために、今年の漢字は「進」といたしました。
3点目は、組織横断的な取り組みによる行政運営についてであります。社会経済情勢の変化が速く、予測が難しい中においても、第6次焼津市総合計画第2期基本計画を着実に推進するため、引き続き、焼津市プロジェクトチームにより、各分野の専門家にアドバイスをいただきながら、組織横断的な取り組みを重点的かつ積極的に進めてまいります。
令和5年度における4つの重点取組と予算における主な施策の概要を申し上げます。本市の将来のまちづくりを示す、焼津ダイヤモンド構想の考え方を反映させた第6次焼津市総合計画第2期基本計画は、急速な社会情勢の変化に対応するため、6つの政策と21の施策を掲げており、令和5年度は、引き続き、本計画を着実に推進するため、4つの重点取組を力強く進めてまいります。
市民の皆様とともに感染症を乗り切るため、引き続き、国の対応方針に基づき、迅速に対応してまいります。これまで、共に生きる「共生」や共に創る「共創」のまちづくりを進めてまいりました。これからは、市民・事業者・行政が、共に生きる「共生」から共に汗を流し、新たに生み出す「共生(ともうみ)」という新しい考え方の下、産業や市民生活を新たな段階にしていくため、社会経済活動、地域活動への取り組みを力強く推進してまいります。
焼津市DX推進計画において、「デジタルによる、豊かで快適な新しい暮らしの実現」を掲げ、本市のスマートシティの取組を強力に推進させるとともに、行政や地域のDXを更に加速させるための体制整備を進めてまいります。また、「書かない市役所」、「行かない市役所」を実現するため、これまで各種申請や公共施設予約などに、オンライン手続きを導入してまいりましたが、本年は、更なるデジタル化によるサービスの充実に努めてまいります。
第2期焼津市子ども・子育て支援事業計画において、「育てよう!明るい笑顔のやいづっ子」を掲げ、引き続き、結婚・妊娠から子育てまでの切れ目のない支援や幼児教育・保育など、全国トップクラスの充実した施策を更に進化させてまいります。また、人口減少対策として、企業本社などの地方移転や新しい働き方の浸透などの潮流をふまえ、移住・定住の促進及び交流・関係人口の増加を図るため、焼津へ「呼び込む」をキーワードに、企業誘致、移住・定住者への支援を戦略的に進めてまいります。
地域のごみ減量と分別収集等を推進するための体制整備や環境負荷の軽減、自然環境の保全に向けた取組みを進めてまいります。また、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すゼロカーボンシティの実現に向け、新たに公共施設や地域の省エネルギー化に向けた取組を推進するとともに、市民の皆様や事業者の皆様と協調して歩みを進めてまいります。
市民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。