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百ケ間地田跡

史跡/記念物

指定の種類

市指定文化財

指定年月日

昭和49年10月30日

所在地

焼津市上新田

解説

百ケ間地田とは上新田にあった相良街道に沿った一帯の耕地をいう。上新田の旧河守屋敷前(現櫻井医院付近)一帯は戦前まで7つの大区画を102の長方形に区画された田地だった。これは河守家三代目惣太夫秀延によって、寛文年間より元禄10年(1697)の間に耕地整理されたものである。近世までにおいて段差の甚だしい扇央部でこれだけ大規模な耕地整理を行った記録は大井川下流域においては他に例を見ない珍しいものである。こうした功績から惣太夫は「耕地整理の鼻租」と仰がれている。
しかし、この耕地は戦後の大規模農用地基盤整備事業によって姿を消してしまった。なお、「上新田」の地名は本村である宗高村の「カミの新田」という意味で、寛文4年(1664)に「宗高新田」から「上新田村」に改められた。
百ケ間地田

このページの情報発信元

焼津市 生きがい・交流部 文化振興課 歴史民俗資料館

所在地:〒425-0071 静岡県焼津市三ケ名1550(焼津市文化センター内)

電話番号:054-629-6847

ファクス番号:054-629-6848

ページID:1427

ページ更新日:2021年9月3日

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