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更新日:2022年9月13日
瀬戸川河口を北へ土手を歩いて行くと瀬戸川緑地公園が見えてきます。
その土手を下の道へ降りる道の途中にひっそりとたたずんでいるお地蔵さんがいらっしゃいます。
周りにはきれいに植えられたお花が、お地蔵さんのかわいさを一層引き立たせてくれています。
焼津市駅北5丁目12付近
近年、地球の気候変動の影響で、洪水や土砂崩れなど「水」に関わる自然災害が増えています。改めて水害の恐ろしさを感じている今日この頃ですが、駿河湾に面し、大井川を始めとするいくつもの河川を有する焼津の人たちも、昔から水害に苦しんできました。そのため、人々は、様々な神仏に、水難除けを祈願してきました。
市内北部を流れる瀬戸川両岸の堤防付近にも、数々の神仏が祀られています。瀬戸川緑地付近(駅北)の堤防上にも、1体の地蔵尊が祀られています。
この地蔵尊には、嘉永6年(1853)に建てられたという銘文があります。詳しい由来は、わかりませんが、「堤防」という祀られた場所から、水難除けの願いがこめられたものではないかと推測できます。
かつては、各所にあったこうしたお地蔵さんも、区画整理や河川改修などでその数は少なくなりましたが、現在でも地区の人たちによって、大切に祀られているお地蔵さんもあります。
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