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地籍調査とは
PRビデオ「久保ひとみの地籍調査ってな~に?」作成:静岡県地籍調査協議会
国土交通省地籍調査Webサイト
地籍調査の概要がわかりやすく説明してあります。
また国内実施状況がご覧いただけます。
- http://www.chiseki.go.jp/(国土交通省ホームページへリンク)
地籍調査事業の使命
災害復旧の迅速化
境界数値的に管理できるため、万一の災害時に境界を正確に、効率よく復元することができる。
境界トラブルの未然防止
地籍調査を実施することで、隣接地との境界が明確になります。境界の位置も記録として残るので、復元することも可能なため、後々の境界紛争が防止できます。
土地取引の円滑化
正確な土地の状況が登記簿に反映され、登記制度の信頼性が向上するとともに、安心した土地取引ができ、経済活動全体の円滑化・活性化につながります。
課税の適正化
地籍調査を実施すると、面積が正確に測量されるため、課税の適正化に役立ちます。
地籍調査事業の流れ
1年目
土地所有者への説明
地籍調査を行う地域の住民の方々に地籍調査の内容やその必要性、調査の日程、作業実施者等について説明会を実施します。近年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、説明会を開催せずに資料送付にて説明させていただいています(調査は、字や集落、地域単位で進めます)。
一筆地調査(現地調査)
次に土地の一筆ごとにその境界や地番、地目などを調査します。これを一筆地調査と言います(土地所有者とともに確認立会を行います)。この調査は、調査図素図を持って現地に行き、皆さんに決めていただいた境界を確認し、「境界標」を設置します。また、調査図素図に記入された「地番」・「地目」・「所有者」なども再確認し、さらに分・合筆の有無および地目変更なども調査します。
1~2年目
一筆地測量・面積調査
測量基準点を踏まえて、一筆ごとに「境界標」を測定し形状や面積計算を行います。地籍図・地籍簿の原案を作成します。
※土地所有者にしていただく作業はありません。
3年目
成果の閲覧
出来上がった地籍図と地籍簿を閲覧していただきます。閲覧は国土調査法に基づき20日間公告縦覧しますが、もし内容に誤りなどがあれば、申し出により図面を修正したり、再調査・再測量を行います。閲覧期間を過ぎると訂正できないこともありますので、必ず閲覧してください。
3~4年目
検査、認証、登記
皆様の承諾を得た調査成果(地籍簿と地籍図)は、県・国の点検を受け、認証されると成果の写しは法務局に送付されます。法務局は、地籍簿の写しを基に登記簿を修正し、地籍図の写しは法務局備え付け地図として登記事務に活用されます。
※土地所有者にしていただく作業はありません。
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ページ更新日:2023年6月1日