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今すぐできる鳥獣害対策のポイント
タヌキ・ハクビシン・アナグマ・カラス・ハトなどは、市内どこにでも出没します。ひとりひとりの対策が非常に大切です。
まずは防除が大切
エサ場をなくす
人間が毎日ご飯を食べるのと同じように、エサがある場所には鳥獣は近寄ります。エサ場をなくすことが重要です。
このようなことは避けましょう
- 実が生った果樹を放置している。
- 野菜クズや未収穫野菜を庭に放置している。
- 生ごみなどを外に放置している。
野生鳥獣は自然の世界で生きています
- 餌付けはしないようにしましょう。
知らない間に餌付けになってしまっていることもあります
- お墓へのお供え物は、お参りが終わったら持ち帰りましょう。
- 無人販売では、簡単に取られないような工夫をしましょう。
隠れ場所・安住できる場所を減らす
鳥獣は住みやすい場所を求めて行動します。
隠れ場所をなくす
- 屋根裏や床下への穴や隙間にネットを張るなどし、小動物が入らないようにする。
- テグスや防鳥ネットを張り、鳥を近寄らせない。
- 定期的に草刈りをするなどし、薮や草むらを減らす。
- 定期的に見回りをする。
- 忌避剤を使用するなど、動物の住み着きにくい環境を作る。
攻撃的な追い払いは、動物を興奮させてしまう恐れがあります。また、万一危害を加えてしまった場合、鳥獣保護管理法で罰せられてしまうため、なるべく近寄らない対策を心がけてください。
フェンス・柵などで防除する
フェンス・ネット柵
設置費用が安価で設置も容易ですが、乗り越えやくぐり抜け対策が必要です。また、少しでも動いてしまう部分があると、こじ開けるきっかけとなってしまいますので、注意してください。80cm以上のトタン板はイノシシの視界を遮る効果もあります。
電気柵
イノシシなど獣に効果的な電気ショックを与え、警戒させます。しかし、電源を落とした状態で乗り越えられてしまうと、電源を入れていても無理やり乗り越えてしまうようになる危険性があります。また、漏電チェックなど、定期的な管理が必要です。
捕獲について
野生鳥獣の捕獲には許可や免許が必要です。必要な許可や免許なしに捕獲すると法律で罰せられます。捕獲は最終手段であり、また、やみくもに捕獲しても効果が出るとは限りません。まずは防除において十分な対策を施し、それでもまだ被害が減らないようであれば、一度農政課にご相談ください。
【関連リンク】志太榛原の鳥獣害対策(静岡県志太榛原農林事務所作成)
中山間地を抱える志太榛原地域。どのように野生動物とつきあっていけば良いのかを考えるためのヒントをシリーズでお伝えしています。
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ページID:6512
ページ更新日:2023年10月27日