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更新日:2022年10月27日
地球温暖化の基礎知識のページに掲載したとおり、地球温暖化は人間活動によって引き起こされているということは疑う余地がないとされています。地球温暖化を抑制するためには、化石燃料の使用を控え、温室効果ガスの排出を削減する努力や私たちにできることを始めることが大切です。
2016年度の焼津市域における温室効果ガス排出量は、1990年度と比べて約17%減少しています。ただし、部門別にみると、下表のとおり家庭部門や業務その他部門(オフィスビルや病院など)は大きく増加しています。
平成28年度(2016年度)の部門別温室効果ガス排出量
部門名 |
平成2年(1990年)実績 |
平成28年(2016年)実績 |
平成2年度からの増減 |
---|---|---|---|
産業 | 770.5 | 419.9 | 45.5%減 |
家庭 | 111.7 | 194.9 | 74.5%増 |
業務その他 | 90.3 | 197.6 | 118.8%増 |
運輸 | 272.3 | 223.8 | 17.8%減 |
廃棄物処理 | 20.2 | 19.8 | 2%減 |
農業 | 13.7 | 4.6 | 66%減 |
代替フロン類 | 3.9(注釈) | 3.3 | 15.4%減 |
全体 | 1282.6 | 1063.9 | 17.1%減 |
(注釈)代替フロンのみ、平成7年度(1995年度)の実績値
なぜ、家庭や業務の部門からの排出量が増えているのでしょうか。
それは、世帯数や業務用延床面積の増加によるものと考えられます。また、家庭部門については、家庭電化製品の種類と量が増えたことで電気の使用量が増加したこと、また、家庭の自動車保有台数が増えたこと(全国の乗用車数は、1990年に約3,200万台だったのに対し、2015年には約6,000万台)が主な要因として考えられます。快適・利便性を求めるライフスタイルの変化が影響を与えており、焼津市も多くの市町と同様の傾向にあります。
家族みんなが問題意識を持って省エネを実践すると、家庭全体で大きな効果が得られます。
以下の実践例を参考に、一人ひとりが自分にできる省エネに取り組んでいきましょう。
年間で電気30.24kWhの省エネ→約940円節約、CO2削減量14.8キログラム
大切なのは室温28℃です。エアコンの設定温度を28℃にしただけでは室温全体が28℃になっているとは限りません。扇風機でムラなく冷気をまわしたり、いる場所に温度計を置いたりしてチェックしましょう。特に小さいお子さんやお年寄りは室内熱中症に注意しましょう。
年間で電気53.08kWhの省エネ→約1,650円節約、CO2削減量25.9キログラム
年間で電気31.95kWhの省エネ→約990円節約、CO2削減量15.6キログラム
(液晶の場合)年間で電気16.79kWhの省エネ→約520円節約、CO2削減量8.2キログラム
年間で電気43.84kWhの省エネ→約1,360円節約、CO2削減量21.4キログラム
麦茶やカレー、シチューなど、温かいまま冷蔵庫へ入れると庫内の温度が上がり、冷やすのに余分なエネルギーが消費されるのでご注意。
ずっと前に食べ残した食品が、冷蔵庫の奥で眠っていませんか。「とりあえず保存」は、結局食べられずに捨てられてしまうことが多いようです。また、缶詰や調味料など常温で保存できるものは、未開封なら冷蔵庫へ入れる必要はありません。
年間で電気34.90kWhの省エネ→約1,080円節約、CO2削減量17.0キログラム
年間で電気26.40kWhの省エネ→約820円節約、CO2削減量12.9キログラム
(ガスファンヒーターの場合)年間でガス8.15立方メートルの省エネ→約1,320円節約、CO2削減量18.3キログラム
(石油ファンヒーターの場合)年間で灯油10.22ℓの省エネ→約880円節約、CO2削減量25.4キログラム
年間で電気185.97kWhの省エネ→約5,770円節約、CO2削減量90.8キログラム
年間で電気48.95kWhの省エネ→約1,520円節約、CO2削減量23.9キログラム
年間で電気32.48kWhの省エネ→約1,010円節約、CO2削減量15.9キログラム
年間でガス8.80立方メートルの省エネ→約1,430円節約、CO2削減量19.7キログラム
年間でガス38.20立方メートルの省エネ→約6,190円節約、CO2削減量85.7キログラム
年間でガス12.78立方メートルの省エネ→約2,070円節約
年間で水道4.38立方メートルの省エネ→約1,140円節約、CO2削減量28.7キログラム
節水も省エネです。
水道水を家庭に送るためには、水源からの取水、浄水、送配水の各過程において、ポンプなどを動かすためにエネルギーが必要になります。また、下水処理の過程においてもポンプ場や下水処理場においてエネルギーが使われています。したがって、節水をすることは、省エネにもつながります。
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて、洗濯回数を少なくした方が効果的です。
年間で電気5.88kWhの省エネ→約180円節約
年間で水道16.75立方メートルの省エネ→約4,360円節約、CO2削減量2.9キログラム
洗剤をたくさん入れても洗浄力が増すわけではありません。洗剤が不必要に多いとすすぎの水が余分に必要になります。
エコドライブで燃費向上を図りましょう。
少し緩やかに発進(最初の5秒で時速20キロが目安)すると10%程度燃費が向上します。
年間でガソリン83.57ℓの省エネ→約11,950円節約、CO2削減量194.0キログラム
エンジンブレーキを使うと、燃料の供給が停止され2%程度燃費が向上します。
年間でガソリン18.09ℓの省エネ→約2,590円節約、CO2削減量42.0キログラム
年間でガソリン17.33ℓの省エネ→約2,480円節約、CO2削減量40.2キログラム
出典「家庭の省エネ徹底ガイド」(経済産業省資源エネルギー庁ホームページ)(外部サイトへリンク)より
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