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更新日:2023年1月18日
黒土を利用した生ごみ処理『キエーロ』は、黒土の中に生息するバクテリアが元気よく働いて生ごみを分解し自然に戻します。
黒土に生ごみを混ぜるだけなので手間が少なく、正しく使えば臭いや虫の発生も抑えられます。
毎日家庭で発生する生ごみを、キエーロを使って処理し、燃やすごみを減量しましょう。
市では燃やすごみを減量するため、キエーロのモニターを募集しています。
2カ月程度使用していただき、アンケートのご提出をお願いします。
なお、使用したキエーロの返却は不要ですので、引き続きご家庭で生ごみ処理を継続してください。
市民(1世帯1台まで)
幅約90cm×奥行約36cm×高さ約82cm
在庫が無くなり次第終了
モニター追跡調査(平成29年6月実施)結果(PDF:134KB)
キエーロは、黒土の中に生息するバクテリアによって生ごみが分解される性質を利用した生ごみ処理容器です。
黒土を囲うことができる木枠と、雨を防ぎ太陽光を取り入れることができる透明な屋根からできています。
高さ90センチメートル×幅90センチメートル×奥行45センチメートルほどの大きさです。
雨を防ぐため透明の屋根(透明ポリカーボネート製)を付けてあります。
外気の影響を受けにくくするとともに、木材の隙間から黒土が流失しないよう、木枠の内側に断熱材を入れてあります。
上部側面の空気口を通って空気が循環し、バクテリアが住みよい環境を形成します。
ふた付きの容器をご用意いただき、毎日出る生ごみを3~4日分ためてください。
生ごみを細かく刻むと分解が早くなります。
腐りやすいものはそのまま土に埋めてください。
ぬかを混ぜておくと乳酸発酵するので、夏場も腐ることなく分解も早くなります。
深さ20~30センチメートルほどの穴を掘って、ためておいた生ごみを投入します。
土がカラカラに乾いている場合は少量の水分を加えると分解が早まります。
穴を掘る時に掘り出した黒土を生ごみにかけます。
生ごみと黒土が良く混ざるようにザクザクと混ぜます。
大きな生ごみはシャベルで砕くように混ぜてください。
適宜水を加え、生ごみと黒土を混ぜてドロドロの状態にすると分解が早くなります。
上から乾いた黒土をかぶせ、生ごみを完全に覆います。
黒土をかぶせることで、においを抑え、虫の発生や猫・カラスの被害を防ぐことができます。
最後にふたを閉めて完了です。
生ごみは夏場においては1週間程、冬場においては2週間程で分解されます。
埋める場所を変えて、上記投入作業を繰り返します。
キエーロの場合、3カ所から6カ所程度の投入場所を確保できます。
一巡した頃には、最初に投入した生ごみは分解されています。
前回投入した場所を忘れないために、目印になるものを置いておくと便利です。
葉っぱや草などを入れ、それらが完全に分解される前に取り除けばたい肥になります。
約3カ月間生ごみ処理を続けることで、黒土をたい肥として利用することができるようになります。
殺虫のため、黒土に熱湯をかけてください(かけ過ぎに注意)。
また、黒土の天日干しも効果的です。
バクテリアも生き物です。ここで紹介した方法では上手くいかない場合もあります。
実際に使用し、自分なりの方法を見つけ、楽しみながらごみ減量にご協力ください。
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